弁護士視点で知財ニュース解説

弁護士視点で知財ニュース解説

  • モッピーが改名
    モッピーとは,大阪府のゆるキャラであり,1997年のなみはや国体のPRのために作成されたキャラクターです。大阪府には従来45種類のゆるキャラが存在しましたが,いずれも知名度に欠けるため,モッピーに一本化することが決定され,モッピーを売り出すこととなりました。 ところが,大阪府は,
  • 「にこ☆サウンド#」事件判決
    札幌地方裁判所は,平成26年7月16日,音楽などの無料配信サイト「にこ☆サウンド#」の運営者に対して,懲役3年,執行猶予4年,罰金500万円の有罪判決を下しました。 「にこ☆サウンド#」のような音楽配信に関する寄生型サイトの運営者が,著作権法違反で有罪判決を受けるのは初めてのこと
  • 「ふじ君」は誰のもの?
    6月6日,山梨県警のマスコットキャラクター「ふじ君」は,自身の著作物である「ふじくん」を無断で複製したものであるとして,甲府氏のデザイナー(以下,「原告」といいます。)が,県に対して使用の差し止めと損害賠償を求めて提訴しました。「ふじ君」は,いったい誰のものなのでしょうか。 「ふ
  • 知財収支 4か月連続黒字
    財務省による平成25年5月の国際収支速報によると,日本企業が海外企業から知的財産権の使用対価として収入が4810億円となり,過去最高額となったようです。日本が海外から支払いを受けた金額から日本が海外に支払う金額を差引いた知的財産権に関する収支(知財収支)は,2754億円となり過去
  • 知財南北問題
    カナダのオタワで開かれている環太平洋経済連携協定(TPP)の首席交渉官会合で,新薬の保護期間をめぐる米国と新興国との対立が解けず,新薬の知的財産権保護をめぐる交渉の決着が先送りされることになったようです。 新薬の保護期間に関してはTPP交渉の難航課題の一つであり,世界的な製薬会社
  • パテントトロール対策
    成26年7月10日付日経新聞によると,キャノン,グーグル,SAP,米ベンチャー企業3社は,「LOTネットワーク」(本部:米マサチューセッツ)という名称で,「パテントトロール」対策を行うことで合意したと報じられています。 この「パテントトロール」とは,特許権侵害を理由に和解解決金を
  • 楽天市場の海賊版対策
    海外流通促進機構(CODA・コンテンツを提供する企業や著作権者などで構成)と楽天は,7月3日,楽天がインターネット上において展開している「楽天市場」での海賊版販売対策についての「覚書」を取交わしたことを発表しました。 楽天は,「楽天市場」において販売されているコンテンツで,著作権
  • 休眠特許の活用
    2014年6月29日付日経新聞によると,経済産業省が,休眠特許の活用を進める対策に乗り出し,「知的財産推進計画2014」においても休眠特許の活用策を盛り込むようです。 国の委託研究で得た特許を企業が利用していない場合、希望する別の企業にライセンスを与えるよう要請し,民間企業が独自
  • 店舗での生演奏
    日本音楽著作権協会(JASRAC)が、管理する楽曲をキャバクラ店がピアノで生演奏しているのは著作権侵害だとして訴えた事件について,東京地裁は平成26年6月26日,キャバクラを経営する3社に対し,生演奏の差し止めや約1570万円の支払いなどを命じました。 音楽の著作物には,演奏権と
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