

相続・遺言 よくあるご質問
相続・遺言に関して、皆様からよく相談される内容をQ&A方式でご紹介しております。
相続と登記
- 父は、売買契約により第三者に土地を譲渡しました。ところが、買主は、移転登記をしないまま放置し、父は亡くなりました。 買主は、私たち相続人に対し、移転登記を求めてきています。私たちはこれに応じなければならないですか?
- 父は、生前Aさんに土地を譲渡していたのですが、Aさんは移転登記を済ませていませんでした。その後、父が亡くなり、私たち相続人は、父が土地を譲渡していることを知らずにBさんに土地を譲渡し、Bさんへの移転登記を済ませてしまいました。このとき、AさんとBさんのいずれが土地の所有権を取得することになるのですか?
- 父が亡くなり、母や私たち姉弟が土地を相続したのですが、弟が単独で相続したと偽装して単独で登記をして土地を処分し、移転登記もすませてしまいました。このとき、私や母の土地の持分も買主のものになってしまうのですか?
- 父が亡くなり、母や私たち姉弟が土地を相続したのですが、弟が単独で相続したと偽装して単独で登記をして、その土地に抵当権を設定して抵当権設定の登記も済ませてお金を借りました。この場合、私や私の母の持分に対しても抵当権が設定されたことになるのですか?
- 父が死亡し、母と私が父の土地を相続しました。私は、母と話し合い、土地については私が相続することにしたのですが、移転登記を済ませていませんでした。すると、母の債権者から、母の持分に対する差押えが入り、登記されてしまいました。私の土地に対する差押さえを排除することはできますか?
- 父が死亡し、母と私、弟が父の土地を相続しました。遺産分割協議の結果、私が土地を相続することになったのですが、移転登記を済ませていませんでした。すると、弟は、本来の法定相続分であった土地の4分の1の持分を第三者に譲渡し、移転登記もすませてしまいました。私は、買主に対して、持分の返還を求めることはできますか?
- 父が死亡し、母と私、弟が父の土地を相続しました。私は、多額の負債を抱えていることもあり、父の相続については放棄しました。ただ、母や弟は、父から登記名義の変更を行っていません。すると、私の債権者が父名義になっていた土地の私の持分について差押さえをして登記まで済ませています。私が相続放棄した持分に対する差押さえは有効なのでしょうか?
- 父は、遺言書により土地を私に遺贈してくれました。私が父から遺贈を受けた土地について移転登記を済ませていない間に、私の弟の債権者が弟の本来の相続分に対して差押えをして登記も完了させてしまいました。本来の弟の相続分に対する差押えは有効なのでしょうか?
- 父は、遺言で相続分の指定を行い、母を2分1、私を8分の3、弟を8分の1としていました。ところが、遺言の執行が完了するまでの間、暫定的に法定相続分に応じた登記を行っておくことになりました。その後、私の弟は、本来の相続分であった土地の4分の1の持分を譲渡し、登記をすませてしまいました。弟が無権限で譲渡した8分の1については取り戻すことができますか?
- 私の父は、生前に祖父から土地を贈与されていました。父は、祖父から贈与された土地について移転登記を行うことなく亡くなってしまいました。祖父は、その後、遺言書を作成し父に贈与した土地を父の弟に遺贈してしまい、父の弟は移転登記を済ませました。私は、父が贈与された土地の所有権を失ってしまうのでしょうか?
- 私の父は、生前付き合っていた女性に対して不動産を贈与し、亡くなりました。私の父には、めぼしい財産がないため、その女性に対して遺留分減殺請求を行いました。すると、その女性は、父から贈与された土地を第三者に譲渡してしまい移転登記も済ませています。このとき、私は、遺留分に応じた土地の持分の返還を求めることができますか?