空き家は、時間が経過すると一目みて空き家であることが容易に分かるようになります。
空き家がこのような状態になると第三者が建物に住みつき近隣の方を不安にさせるということがあります。
また、空き家は、第三者が立ち入らない場所であることが影響して発見が容易でない場所と認識され、犯罪行為が行われたり、放火の対象となることもあります。仮に、耳目を集めるような犯罪行為が行われた場合、平穏な環境が破壊されるだけでなく、風評被害による地価の下落という問題を発生させることにもなりかねません。また、空き家への放火により隣接する建物が延焼し、第三者の財産、身体、生命までもが被害の対象となる可能性があります。
さらに、これら特殊な問題だけでなく、ゴミや家電廃棄物等が投棄される、雑草、樹木、害虫の発生など、日常的に生じる周辺環境への悪影響により、近隣の方に対して物心両面にわたる負担を強いることにもなります。
空き家については所有者が抱える法的リスクの問題だけではありません。あなたの隣接する家が空き家で不審者が出入りしている姿を想像するだけで、近隣の方がどのような思いでいるか理解することができると思います。
また、あなたの隣接する家に大量のゴミや雑草が生い茂り、異臭や害虫に悩まされることを想像すると空き家を放置することなどできないはずです。