B型肝炎
B型肝炎

B型肝炎の治療

B型肝炎の治療法には、大きく分けると以下の治療方法があります。

  • 肝庇護療法
  • 抗ウイルス療法
  • 免疫療法
  • HBV(B型肝炎ウイルス)キャリアの発症による慢性肝疾患(慢性肝炎,肝硬変など)では全身状態、肝炎の病期、活動度などにより、治療法の選択が行われます。

B型肝炎の治療法 抗ウイルス療法と肝庇護療法

肝庇護療法

肝庇護療法は、肝臓が破壊されるのを防ぎ、肝機能を改善させることを目的とした治療法です。原因であるB型肝炎ウイルス(HBV)を直接攻撃する治療ではなく、ありませんので、グリチルリチン製剤、ウルソデオキシコール酸、小柴胡湯(しょうさいことう)を長期的に投与していくことになります。

抗ウイルス療法

抗ウイルス療法は、B型肝炎ウイルス(HBV)を直接攻撃する治療であり、インターフェロン療法、インターフェロンと副腎皮質ステロイドホルモンの併用療法、抗ウイルス薬(ラミブジン内服など)があります。
インターフェロン療法は、一般的にはHBe抗原陽性の患者さんに投与します。この場合、ALT値が上昇したあとの肝炎の回復期に投与する方法が最も効果的です。この投与方法ではインターフェロンを投与しなかった患者さんよりもHBe抗原の陰性化率、肝機能の正常化率が高いことが示されています。従ってインターフェロン療法は効果があるといえます。但し、インフルエンザのような高熱を発する、全身倦怠などの副作用があります。

抗ウイルス薬(ラミブジンなど)はB型肝炎ウイルス(HBV)の増殖を抑制する薬です。抗ウイルス薬の投与を行うと多くの症例でウイルス量が低下し、ALT値の改善が認められます。日本のデータでは、ラミブジンを用いた治療によるALT値の正常化率は、6ヶ月88%、1年86%、2年83%と報告されています。
ラミブジンは副作用が少ない薬ですが、ラミブジンが効かない耐性ウイルスが出現することがあります。耐性ウイルスは、治療期間が長くなると出現率が増加します。耐性ウイルスが出現しALT値が上昇した場合は、別の治療法(ラミブジン以外の抗ウイルス薬の併用など)が必要になる場合があります。

免疫療法

免疫療法とは、薬剤により人の免疫力を低下させて、薬剤の使用を中止することにより一気に免疫力を高め、B型肝炎ウイルスを撃退する治療法です。
免疫療法に使用される薬剤には、副腎皮質ステロイドホルモン離脱療法、プロパゲルニウム製剤内服などがあります。

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