刑事事件
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早くから弁護士が必要な理由

刑事手続は、逮捕されたとき、あるいは事情聴取を受けたときから判決が言い渡されるまで長い時間を要する手続となります。

そして、刑事手続の初期の段階で作成される調書は非常に重要であり、この段階の調書で犯罪時事実を認めてしまった場合、後の捜査手続や裁判手続において異なる主張を行ったとしても、警察官、検察官、裁判官は、なかなか受け入れてくれません。
刑事手続の初期の段階で弁護士によるサポートが重要な理由の一つは、初期の段階で作成される調書が正確に作成してもらうというところにあります。

警察が事情聴取を開始した段階で警察に対する対応を適切に行えば、警察が逮捕に踏み切ることを思い留まらせることができる可能性があります。
また、仮に逮捕された場合であっても

  • 検察官が勾留請求を行うべきか否か検討しているとき
  • 裁判所が勾留を行うべきか否かを検討しているとき
  • 検察官が起訴を行った直後

st195.jpg身体を拘束する必要がないことを訴えて、可能な限り早い段階で身体を解放してもらえる努力を行う必要があります。
身体拘束を回避する、身体が拘束された場合に可能な限り早い段階で開放してもらえることを目指すためにも刑事手続の初期の段階で弁護士によるサポートが重要になるのです。

全ての人にとって身体を拘束され取り調べを受けることは非常に苦しいことです。
特に、検察官により勾留請求が行われ、勾留請求の日から20日間も身体の拘束を受け、取り調べを受けるということは大変なことです。特に、警察から疑われている犯罪事実を否認している場合には、警察からの取り調べが頻繁に行われ、取り調べの方法も犯罪事実を認めている場合よりも厳しいものになります。
この結果、早く取り調べを終了したい一心で警察官に迎合的になったり、警察官が作成した調書を十分に確認することなく署名・指印したりという過ちが発生する可能性が高まります。そして、一度認めてしまった調書の内容を翻すことは容易なことではありません。
正確な調書を作成してもらい、身柄拘束を可能限り最小限に留めるために早期の段階から弁護士に依頼する必要があるのです。

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