事業を行う上で直面する災害・人災・事業判断の誤り、事業の承継、間接金融への大きな依存に関する経営リスクを回避には、将来発生する危機を予測し、それを事前に回避する、あるいは危機に備える体制づくりが必要になります。
また、商品表示偽装に代表されるような事業判断の誤りによるリスクを回避するため法律を順守する経営を実現する制度作りが必要になります。
そして、欠陥商品等による経営リスクを回避するためには、一定の品質を維持するということにとどまらず品質を高め、業務の合理化・効率化を図る品質管理体制を確立する必要があります。
さらに、決算書等が正確に作成されるシステム作り、その正確性・信頼性を高め、それを積極的に開示することで、金融機関の意思が経営判断に入り込む余地を可能な限り少なくすることも重要であると考えています。
これらを実現するものがコーポレートガバナンスなのです。