過去の取扱事件

過去の取扱事件

被害者(17歳・男性)は、原動機付自転車で信号機により交通整理が行われている交差点に赤色信号で侵入したところ、青色信号にしたがって直進してきた加害者が運転する自動車と衝突した。なお、被害者は、ヘルメットの着用をしていなかった。

受傷の程度

急性硬膜下血腫、右大腿・下腿骨骨折等。
脳萎縮が確認でき、学習障害、記憶力、理解力、判断力、問題解決能力の低下、性格変化が認められる。
後遺障害等級は併合第1級と認められた。

保険会社の主張

被害者は、高校中退後間もなく事故にあったのであり、遺失利益の算定にあたっては中卒を前提とし、平均収入の7割に相当する金額で算定すべきである。

被害者はヘルメット着用していなかった、速度超過であった、信号を無視している点を強調し、被害者に5割の過失が認められると主張した。

保険会社の提示金額約3700万円

解決内容

交渉決裂により訴訟提起。
訴訟では、主に被害者の遺失利益の金額、被害者の過失割合が問題となり、和解不成立。

判決では、被害者の遺失利益が約7800万円と判断され、後遺症慰謝料、将来の付添看護費等を合計して約1億6000万円の損害認められた。

しかし、被害者の過失割合が25%とされ、相当分の減額がなされた。

賠償金額については約1億2000万円と判断された。

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