弁護士視点で知財ニュース解説

ロビン・シック ファレル 約9億円の賠償を命じられる

昨年世界中で大ヒットし,今年のグラミー賞にもノミネートされた「ブラード ラインズ(#BURREDLINES)」がマーヴィン・ゲイの「Got to Give It Up」の著作権を侵害しているとして,ロビン・シックとファレル・ウィリアムスに対して730万ドル(約8億8330万円)の支払いを裁判所が命じたと報道されています。

この判決を受けて,マーヴィン・ゲイの家族は,「今は自由になった気持ちです。」とコメントをしているようです。

他方,ファレルは,代理人を介した書面によるコメントで「我々は司法手続きを尊重する中で、今日の判決にとても残念に思っています。ファレルは『ブラード ラインズ』を彼の心、魂から作り、誰からもどこからも取っていません。我々はこの結論を再調査し、ほかのオプションを考えています。この問題について近いうちにもっと話すことになるでしょう」とコメントしています。

歌詞とメロディーによって構成される楽曲の著作権は,歌詞については文書の比較が,メロディーについては楽譜の比較を行う等の方法により著作権侵害であるか否かを判断することになります。個人的な感想ですが,日本における楽曲の複製権,翻案権侵害の判断は,過去の他の楽曲も考慮した上で,比較的精緻に行う傾向がありますが,アメリカにおいては,陪審裁判であることも影響して日本のように精緻な判断が行われない傾向があるとの印象を持っています。

「ブラード ラインズ」はよく聴きましたし,ファレルは今年サマーソニックのヘッドライナーとして来日する予定で,彼の来日を楽しみにしているところです。

今回の報道は,個人的には非常に残念な内容ですし,今後のファレルのコメントを見ていきたいと考えています。

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