知的財産
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商品デザインを保護する必要性

cont_img_67.jpg商品のデザインは,商品の形や色や模様,光沢や質感などによって構成されています。

このような商品のデザインは,無数にある選択肢の中から決定されます。

当然のことながら,商品のデザインを決定する過程には,多くの費用や時間,人の労力が投下されています。そして,また,これらの投下資本が存在することを前提に,商品の価格設定が行われています。

消費者は,少々値段が高くても商品のデザインによって商品を選択することがあり,デザインによっては爆発的なヒット商品となることがあります。そして,ヒット商品が現れると必ずと言ってよいほど,模倣品や類似品が市場に現れます。

ヒット商品をフリーライドするものは,費用や時間,人の労力をかけることなくデザインを模倣すればよいだけですので,商品の価格を低く設定することが可能となり,あなたの会社の商品は価格面で模倣品や類似品に見劣りするようになり,投下した資本を回収することが困難になります。

また,失敗を重ねて出来上がった商品のデザインを誰でもフリーライドすることができるということであれば,先駆的に商品のデザインを行うインセンティブが損なわれてしまいます。

商品デザインのフリーライドを認めるということは,先駆的に洗練されたデザインを行うことを阻害することになるため,商品デザインを法的に保護する必要があるのです。

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